FX用語集
- FX
- FXは「Foreign eXchange=外国為替」の略で、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引。
「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。
海外では「Forex」 (Foreign exchange) と呼ばれることが多い。
日本では、投資商品としては、外国為替証拠金取引と差金決済取引 (CFD) は区分されているが、実際は、外国為替証拠金取引は差金決済取引の一種でもある。
- ロング・ショート
- FX取引では、「買い」の方の通貨をロング、「売り」の方の通貨をショート、と呼ぶ。
通貨ペアは USD/JPY、EUR/JPY、EUR/USD 、などと表記が決まっており、左側の通貨を右側の通貨で売買した場合の数値が取引の数値(通貨レート)となり、また左側の通貨をどう取引するかを呼称する。たとえばUSDを買って円を売る場合はUSD/JPYのロングとなる。
- 相場変動リスク
- 為替レートの変動が常にあるため、利益が期待できる反面、損失を受ける場合があります。
レバレッジにより証拠金の何倍もの取引を行うことができるため、損失が預託した証拠金を超え、さらなる証拠金を請求されることもあります。
- 流動性リスク
- FX取引は1日約300兆円取引されていると言われているが、短期間に大量の注文を出した際は、希望した金額で取引が成立しないリスクがあります。
また、経済指標の発表時や、要人の発表などによる流動性の低下により、相応にスプレッドが拡大することがあります。
- DD方式
- 顧客はブローカー事業者に対して売買取引を行う(相対取引)。
価格提示・流動性提供は事業者による為、マーケットメイカー方式とも呼ばれる。
ブローカー事業者はディーリングデスクで顧客のオーダーを受け付け、必要があれば顧客同士のオーダーを相殺したりカバー先銀行等にオーダーを流す為、ディーリングデスク(DD、Dealing Desk)方式とも呼ばれる。
- NDD方式
- 相対取引方式に対してディーリングデスクが無い方式。
事業者は提示価格にマークアップを加算するか、コミッションを従量制課金することで利益を出しているため、NDD方式の場合、流動的な状況下では顧客から見たスプレッドがゼロ(チョイスプライス)ないしはゼロ以下となる場合も珍しくない。
また、この方式は相対取引方法とは異なりブローカー事業者と顧客との間に利益相反関係が生じる可能性はない。
- SL
- Stop Loss(ストップロス)の略で、「損失を確定させる」という意味で、損切りのこと。
SL注文という場合には、ある一定額以上損失が大きくならないようにするために入れる損切りのため、逆指値注文という意味になります。
- TP
- Take Profit(テイクプロフィット)の略で、「利益を確定させる」という意味で、利食いのこと。
TP注文という場合には、ある一定額以上損失が大きくならないようにするために入れる利確のため、逆指値注文という意味になります。
- 移動平均線
- 利用者が多く最もポピュラーなトレンド系インジケーターで、初級トレーダーから上級トレーダーまで幅広く人気があるものになります。
移動平均線は、一定期間の終値を繋ぎ合わせてその平均値を出すことで生成されます。
期間の短い平均線(短期線)と長い平均線(長期線)の間隔や交わり方など、ゴールデンクロス、デットクロスとして使われる一方で、トレンドの優位性を図るために使われるケースが多いインジケーターになります。